Emiamy’s blog

飛び立った先に見えたもの。

ワーホリを決めた瞬間。

 


 f:id:Emiamy:20191121142551j:plain

 

 

 

 

小さい頃から夢だった看護師。

大学に入り、中規模病院に入職して

がむしゃらに働いて働いて、気づけば5年を過ぎていた。

 

 

 

看護師になるのが夢で、

その夢が叶ったら、

その次は、

「考えて行動できる、仕事ができるようになる」のが目標で、

その次は、

「新人指導をして自分も成長できるようになる」のが目標で。

 

 

 

新人指導が終わったら、

後は自分で目標を立ててどんな看護師になりたいかを

決めなきゃいけない。

 

 

 

定期的にある、師長さんとの面談で、

『次の目標は?やりたいことある?』

って聞かれるのが、あまり好きじゃなかった。

 

 

 

今までの目標は自分で決めてきたんじゃなくて、

用意されてきたものを、

順番にこなしてきただけだったから。

 

 

 

目標もなく、時間が来たら仕事に行って。

このまま、この先のことを考えずに働いて生きていくこともできる。

今の居心地のいい環境で、

ぬくぬくと生活し続けることもできる。

 

 

 

 

 

 

でも。

今のこの状況を、

もしも、

たくさん夢見ていたあの時の自分が見たら。

 

 

 

看護師になって働いて、

目標見失って、ただ同じ場所に

居心地がいいからだけでとどまっている、

そんな自分を見たら。

 

 

 

 

 

 

 

昔読んだ漫画で、

タイムスリップした主人公が小さい頃の自分に会って、

まだ幼い昔の自分から、

「彼氏はいる?」なんて質問攻めになった時。

 

 

『詳しいことは言えないけど…

これからの人生、おもしろくなるよ!』

 

 

 

って主人公が笑顔で言ってた、あの場面が今でも心に残ってる。

背景がキラキラしてて、

それを聞いた小さい頃の主人公も笑顔になって大きく頷く、あのシーン。

 

 

 

私は今、小さい頃の自分にあっても

笑顔で胸張って、

「あんたの人生おもしろくなる!」なんて言えない。

背景もキラキラしないし、まず顔が死んでる。

自分に嘘なんてつけない。

 

自分の人生、自分でおもしろくしなきゃ、意味がない。

 

 

看護師になる夢を持つきっかけになったのは、

小学校の頃、青年海外協力隊の人の話を聞いたことがきっかけ。

手に職つければ、他の国でも誰かの力になれるかもしれないって思ったから。

 

 

あの頃、

自分と違う文化の中で、

自分と違う言語を使って生活する、

海の向こうが気になって仕方なかった。

 

 

そこに住むことで見えるものってなんだろうって

どんな人に出会えるんだろうって、

ワクワクしていた子どもの頃。

 

あの、ワクワクを取り戻したい。

もう一度、自分の原点に戻って、

自分の人生に胸張れるように。

 

そう決心したのが、

海外でのワーホリを決めた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:Emiamy:20191121144901j:plain