Emiamy’s blog

飛び立った先に見えたもの。

受け入れて、背中を押してくれる場所。

 

 

 

 

 


カナダに来てから、

 


カナダに来る前にも

 

 

 

 


なんでカナダなの?

なんか見どころあったっけ?

昔行ったのにまた行くの?

 

 

 

 

 

 

ってたくさん聞かれる。

 


理由はたくさんあるけど、

カナダを選んだ一番の理由は、

 

 

 

人生で初めてひとり旅をしたのがカナダで、

もう一度行きたいと何年も思っていたこと。

 


約10年前、

19歳で、10代最後に何かしたいと思って

コツコツ貯めていたバイト代で

初めて行った、

トロント、ナイアガラの滝、モントリオール、

10日間のひとり旅。

 

 

 

航空券を探して予約して、

辞書片手にVIA鉄道のホームページから

乗車券予約して、

地球の歩き方に乗っていたB&Bに

つたない英語でメールを送って予約して。

 

 

 

不安だらけの出発だった。

空港に降り立った時、

 


あぁ、ここにはもう

私のことを知っている人はいないんだ。

 


誰も助けてくれない。

親にもすぐ連絡が取れない。

知っている日本人はいない。

日本語は通じない。

 


って

一気に孤独と不安が押し寄せてきた。

 


たくさん詰め込んだスーツケースも

重くて足手まといで、

予習してきた空港の地図も

バスの乗り方も

英語ばかり並んでよくわからない。

 


それでも、頼れるのは自分だけ。

誰も、私が困ってることや

何がしたいかはわからない。

 


なんとか自分を奮い立たせて

覚えたフレーズを使って聞いたら

優しく道案内してくれて、

大きなスーツケース持ってくれたり、

バスを一緒に探してくれたり、

オススメの観光場所教えてくれたり、

知っている日本語をたくさん並べて

日本が大好きって言ってもらえたり。

 

 

 

 


あの旅行で、

海を超えても、優しい、助けてくれる人は

街の中いたるところにいると感じた。

 

 

 

自分で出来る限りの事をして

それでもダメなら白旗あげればいい。

きっと誰か、どこかで、

必ず助けてくれる人がいる。

 

 

 

 


だから、出来るかどうかは別として

自分で出来るところまでチャレンジしよう。

出来るとこまでやってみようと思えた。

 

 

 

 


未熟な私を、導くように

たくさんの優しい、すてきな人達と出会わせてくれ

大切なことを教えてくれた場所。

 


1年の海外生活、

乗り越えられるか心配だったけど、

カナダなら、やっていける気がした。

 

 

 

 

 

 

そして28歳。

ふたたびカナダに来て

あの時以上に

たくさんのステキな人たちに

出会わせてもらって

想像以上の経験ができている。

 

 

 

それに加えて、

 

 

 

日本では夕焼けをゆっくりみることもなかった。

忙しくて夕焼けをみる時間帯に仕事は終わっていなくて

ビルの谷間から、時々空を眺めるくらいだった。

 

 

 

バンフやレイクルイーズに来て

気づいたのは。

 


月がのぼってくる位置が、

少しずつ変わっていくこと。

昼間、険しく見える山が、

朝日を浴びてほんのりピンク色に染まって

表情が変わること。

急に深呼吸したくなるくらい、

いい空気だと肌で感じるくらい、

自然に囲まれていること。

 

 

 

 

 

 

張り詰めていたものが少しずつほどけて、

今、心が穏やかになれる場所にいるんだと

安心感みたいなものに包まれる。

日本を逃げるように飛び出した時の、

仕事や人生にちょっと疲れてっしまった自分と

少しずつ向き合えている。

 

 

 

 

帰国まで、

半年とちょっと。

もう一踏ん張りして、

新たなことにチャレンジして、

どんどんステップアップしていこう。

 

 

 

 

 

 

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